メニューの中でも「これは何ですか」と聞かれることがいちばん多いのが、本格火罐(ひかん)です。背中に丸い跡がつく、あのカッピングのことです。今回は仕組みと当日の流れを、はじめての方にもわかるようにご説明します。
火罐とはどういう施術か
ガラス製のカップの中の空気を火で温めて膨張させ、素早く肌に乗せます。カップ内の空気が冷えて縮むと陰圧(吸引する力)が生まれ、皮膚と皮下組織が吸い上げられます。中国では古くから伝わる手法で、日本でもアスリートが取り入れたことで知られるようになりました。
マッサージが「外から押す」施術だとすれば、火罐は「内から引き上げる」施術です。押しても届きにくい深い層に働きかけられるのが特徴で、滞っていた血流やリンパの流れが一気に動きます。
施術の流れ
まずお身体の状態をうかがい、こりの強い部位を確認します。次にオイルを塗布して肌をすべりやすくし、カップを装着。置いたまま数分おく方法と、カップを滑らせて広い範囲を流す方法を、状態に合わせて使い分けます。
カップを外したあとは、丁寧なストレッチで仕上げます。血流が促されたところで関節をゆっくり動かすと、可動域が広がりやすくなります。肩が回しやすくなった、腰が伸びる感じがする、と施術直後に実感される方が多い工程です。
跡について
施術後、丸い跡が残ります。これは内出血ではなく、滞っていた血液や老廃物が皮膚の表面近くに引き出されたものです。滞りが強い部分ほど色が濃く出る傾向があり、逆に流れの良い方は薄くしか出ません。
色はおおむね3日から1週間ほどで消えていきます。通っていただくうちに、同じ場所でも跡が薄くなっていくのを実感される方が多いです。ただ、背中の開いた服を着るご予定や、旅行・海水浴などが近い場合は、日程をご相談ください。
こんな方におすすめです
慢性的な肩こり・腰痛でマッサージでは物足りなくなってきた方、立ち仕事やデスクワークで疲れが抜けにくい方、運動後の回復を早めたい方に向いています。所要60分、7,900円でご案内しております。
一方で、皮膚に炎症や傷がある部位、妊娠中の方、血液をさらさらにするお薬を服用中の方は、施術をお控えいただく場合があります。気になる点があれば、ご予約のときにお知らせください。